シンガポールの風景

シンガポールってどんな国?

在留邦人数がASEAN諸国で一番多い国

マーライオンが象徴的な印象のシンガポールは東京23区位の小さい島々から構成される多民族の国です。
経済成長著しい国であり、移民の国でもあります。
国民は380万人くらいですが、永住権保持者が52万人ほど、外国人が160万人と外国人の数が非常に多い事がわかります。

またこの狭い敷地に全人口547万人が暮らす非常に人口密度の高い国です。
多民族が暮らしているという事で宗教も入り混じっていて、仏教はもちろん、キリスト教、イスラム教、ヒンズー教、様々な宗教があり、このさまざまな宗教は祝日にも影響しています。

留学する方にはよく知っておいてほしい事ですが、この国は外食文化の強い国です。
女性のほとんどが職を持っているという女性の社会進出が高い国なので、自炊ではなく外食するというご家庭が多いのです。
そのため、フードコート、ホーカーズと呼ばれる食堂的な場所がたくさんあり、ここで多くの方が朝食をとっています。

食に関しても多民族国家が関係しており、南インド料理、マレー料理、また潮州料理や福建料理なども食べられます。
イタリア料理やフランス料理、日本食のレストランも多く、さすが多民族国家と感じさせるバラエティ豊かな「食」を楽しむことができます。

言葉もいろいろ

公用語は英語だけではなく、マレー語、中国語(北京)タミル語です。
現地の子供たちが学ぶ国語はマレー語、行政やビジネスにおいては英語が利用されます。
イギリスの植民地だったという事もあり、通常、イギリス英語です。

シンガポールではビジネス、公用語としても英語が利用されるため、シンガポールの若い世代は、多くが英語、また自分の暮らす地域の民族語ができるバイリンガル、トリリンガル(3種類の言語を話せる)も多いです。
しかし年配の方は古くからその地で利用されてきた民族言語以外話せない人も多いです。

更にシングリッシュ、つまりシンガポール英語ですが、このシングリッシュが利用されることが多いというのも特徴です。
英語なのですが、マレーなまりというか、中国語なまりというか、癖があります。
主語を省く英語、動詞の時制変化がない、LahまたはLehなどが語尾につく、といった特徴のあるシンガポールならではのシングリッシュです。

経済成長が順調な国

シンガポールは東南アジアのビジネスハブという立ち位置にあり、経済成長が順調な国です。
特に金融、エレクトロニクス、バイオメディカルといった製造業などが著しい成長を遂げている国で、各国から企業も進出しています。

日本から企業が多く進出しているので、日本人も非常に多くみかけます。
アジア太平洋地域の拠点として、シンガポール、香港に支店を構える企業も多く、ビジネス大国として注目されている国でもあります。