学生寮

世界の学生寮事情~日本・アメリカ・イギリス・オーストラリア編~

学生寮は、多くの国で採用されている制度です。学生にとっては自活に慣れる準備期間であり、他の学生とのつながりを深める場所となります。今回は、日本とアメリカ・イギリス・オーストラリアの学生寮と日本の学生寮を比較して、どのような違いがあるのかについてご紹介します。

日本の学生寮

まずは日本の学生寮です。日本の学生寮は、平日に朝夕の食事が提供される形式が一般的。食事がない日は共有キッチンを使って自炊するか、外食します。多くの寮は個室形式で、プライバシーが守られています。

また、日本ではさまざまな国籍の学生を受け入れる国際学生寮の設置も進んでいます。

ちなみに、日本では大学が運営する学生寮と外部が運用する学生寮(学生マンションとも)があります。大学が運営する学生寮のほうが安く抑えられますが、外部が運用する学生寮ではバス・トイレが個室に備えられていたり、ワンルーム式で小さなキッチンがついていたりと、プライベート性を重視する作りになっていることが多いのが特徴です。

※参考:【学生寮】 よくある質問 :: 東京都立大学 学生課
※参考:東京都立大学(首都大学東京)(南大沢キャンパス)生のための学生寮・下宿|学生寮ドットコム

アメリカの学生寮

アメリカでは基本的に、留学生も学生寮で過ごします。
アメリカの大学は1つの町のように大きく、多くの場合、キャンパス内で生活が完結しています。街に出てショッピングをすることもありますが、基本的には勉強漬けの生活をするか、また、寮の部屋は2人組が基本的で、社会生活に慣れる教育の場としても機能しています。

※参考:アメリカ留学の「寮生活」とは?|アメリカ留学ブログ | アメリカ留学なら栄 陽子留学研究所

イギリスの学生寮

イギリスでは、1年目大学が運営する学生寮に住む学生が多く、一部の大学では食事も提供されています。日本と似た民間の滞在施設も存在し、一人で借りることも可能ですが、イギリスではシェアハウスが一般的です。

※参考:イギリスでの留学生の滞在先(学生寮・ホームステイ)の選び方

オーストラリアの学生寮

オーストラリアにも学生寮が存在し、キャンパスに併設されているものと付近に建っているものの2種類があります。留学生も学生寮に入れますが、人気が高く、すぐに埋まってしまうので、早めに予約しないと入ることができません。学生寮以外にも、シェアハウスで暮らす人もいますし、留学生であればホームステイするという方法もあります。

※参考:オーストラリアの学生寮