"ENGLISH"の文字をお菓子で表現

アメリカ英語の特徴

単数形・複数形について

家族を意味するfamilyや、政治を意味するgovernmentなどは、アメリカ英語の中で単数形として使用します。
反対に、イギリス英語などでは単数・複数と、どちらの場合でも使用しています。

teamという言葉を使う場合、イギリス英語の場合にはteamのあとにis/areと付けます。
しかし、アメリカ英語の場合にはteamのあとはisといった形になります。
イギリス英語を学んだ後、アメリカ英語を勉強する際に躓きがちな部分でもあるので、しっかりと覚えておきましょう。

出来事に関する表現方法

出来事に関する表現方法として、アメリカ英語とイギリス英語にはそれぞれ違いがあります。
特に過去形・現在完了形と言ったものについては大きく変わってくるため、使い方を間違えないように心がけましょう。

例えば「~をなくした」という事を伝える際、アメリカ英語では過去形として「I lost」と伝えますが、イギリス英語では現在完了形として「I have lost」、つまり持っていたものを無くした、と付け加えて話します。
また「~を見かけなかった?」という質問に関しても、アメリカ英語では「Did you see it?」と質問するのに対し、イギリス英語では「Have you seen it?」と話しかけます。
これらは文化や生活の違いなどによって、若干の違いが生まれたと言えるでしょう。

呼び方の違い

アメリカ英語・イギリス英語と同じように感じられる方もいますが、物やサービスに関する呼び方も違いがあります。
例えば休暇・休みという言葉に関しては、アメリカ英語で「vacation」、イギリス英語で「holiday」と違います。
日本ではどちらの英語も使われているため、少し戸惑う方もいるかと思いますが、生活する場所によってうまく使い分けるようにしましょう。

そのほかにもお札に関してはアメリカ英語で「bill」、イギリス英語で「note」といった呼び方の違いがあります。
会計時にも「check」(アメリカ)、「bill」(イギリス)と異なるため、間違えて使わないようにしましょう。
交通手段の中でも地下鉄は「subway」(アメリカ)、「underground, tube」(イギリス)といった違いがあります。

justやyet、 alreadyについて

yetやjust、 alreadyといったものも、アメリカ英語とイギリス英語とで使い方が異なります。
○○が終わったか、という質問に関しては、「finish yet?」(アメリカ英語)、「~finished yet?」(イギリス英語)という違いです。

justを使った「今~をしたところ」という文法に関しても、アメリカ英語ならば「I just」と伝えるところ、イギリス英語では「I have just~」といった形になります。
またalreadyについては、アメリカ英語だと「He already」、イギリス英語だと「He has already~」という違いがあります。