雲

フィジーってどんな国?

豊かな自然が広がる

フィジーは、イギリス連邦加盟国の一つです。
火山と珊瑚礁が数多く存在している国としても知られており、自然豊かな光景が当たり一面に広がっています。
首都は「スバ」という場所であり、この場所を中心に貿易や経済が動いています。

フィジーといえば、日本人が長期休暇を利用してバカンスに行く場所というイメージも強いでしょう。
実際、温暖な気候に恵まれたこの国は、ゆったりとしたひとときを過ごすのには最適な地域です。

この国の主な輸入国はニュージーランドやオーストラリアです。
国民にとって欠かせない肉類や小麦、乳製品などを貿易しています。
経済の発展においても注目が高いため、ビジネスを行うためにフィジーへ住まいを移した、という外国人も後を絶えません。

また、フィジーの経済は主に観光や貿易・農業といったものです。
中でも観光においては2億7000万ドルを越えるものとなっており、国を挙げて外国人を歓迎するムードが街中に広がっています。
貿易として輸出しているものは果物・野菜や砂糖といった食物以外にも、衣料品やパルプ、ココナッツ製品などが挙げられます。

ケレケレって何?

フィジーでよく使われる「ケレケレ」という言葉、皆さんご存知でしょうか。
これは現地の言葉で「お願い」という意味を持ちます。
なんだか日本語の「クレクレ」と似たような発音やニュアンスと感じる人も多いでしょう。
ケレケレに関しては、こちらのサイトをチェックしてみてください。
>>オルタナS

この「ケレケレ」という言葉は「助けて欲しい」「分けて欲しい」「恵んで欲しい」といった意味を持っています。
この言葉を使うシーンは、たとえば、何らかの理由で物資や助けの手を求める時などです。

フィジーに住む人々は皆、物をシェアする広い気持ちを持っているのが特徴の一つです。
こうした国の特性から、自然とこのような言葉が生まれたと言えるでしょう。
日本人の感覚からしても、少しイメージが付きにくいかもしれません。
とくに、治安の悪い国では到底考えられないような言葉かもしれませんが、フィジーへ留学した際には、ぜひ一度は使ってみたいフレーズと言えます。

フィジーの観光スポット

観光地としても人気の高いフィジーですが、その中でも有名な観光スポットとして挙げられる場所の一つが、カレブカルチャーセンターです。
名前の通り、フィジーの文化を手軽に体感できる場所となっています。
地元で作られた民芸品や加工品なども購入できるので、お土産探しにも便利でしょう。

次に挙げられるのが、フィジー博物館です。
首都スバから程近くにあり、フィジーの歴史を知る良いきっかけにもなる場所です。
バウンティ号に関する展示物や、インディアンが残した工芸品なども多く見られます。

最後はナンディと言う観光スポットです。
こちらは海と山という自然に囲まれており、アウトドアを楽しむのに最適な場所となっています。
年間通してツアーが組まれている場所としても知られており、地元の人のみならず遠方から遊びに来る人も少なくありません。

フィジーで食べられるもの

フィジーで食べられるものの一つにバカロロと言うものがあります。
これはココナッツミルクを主体に作られた料理です。
団子状のデザートにして楽しむほか、海産物を煮込んだイカバカロロ・カイバカロロなどをメイン料理として食します。

家庭料理として好まれているのがミティという料理です。
これもココナッツクリームを主体に、タマネギや唐辛子、レモンの果汁を入れて調理します。
日本の場合、カレーのようにご飯へかけそうになりますが、フィジーではこれを茹でたお芋にかけて食します。