カナダ国旗を模したもの

カナダ英語の特徴

rightとeh

アメリカ英語としてよく使われる「~right?」という言葉ですが、カナダ英語では「~eh?」という表現で使われます。
これはニュージーランドやオーストリアといった国でも同様に使われており、各国の文化の共通点が垣間見れます。

ちなみにイギリス英語では「~right?」や「~eh?」の代わりに、~、isn’t it?」と言った言葉を使います。
同様に、「~, aren’t you?」という使い方をするため、それぞれ特徴を覚えておくようにしましょう。

Zを呼ぶ時

留学する場所が数カ国になった時、アメリカ英語・イギリス英語・カナダ英語がごちゃまぜになってしまう人も少なくありません。
そんな時にはアルファベットの「Z」の発音方法を思い出してみましょう。

カナダ英語ではZを「ゼッド」と発音しますが、これに対しアメリカ英語では「ゼィー(ズウィー)」と発音します。
同じアルファベットでもこれだけの違いがありますから、ぽっと物忘れをした時でもすぐに思い出せるでしょう。

ボキャブラリー

カナダ英語にはアメリカ英語にない、言葉のボキャブラリーが多く含まれています。
時にアメリカ英語、またある時はイタリア英語と、それぞれを使いこなすようなイメージと考えるのがよいでしょう。
もちろんうやむやに決まっているわけではなく、辞書などであらかじめ決められているため、留学中にどちらを使うのか迷う心配はありません。

例えば鉄道という言葉を発する時、アメリカ英語では「railroad」と言いますが、カナダ英語では「railway」と言います。
かと思えば、学生として親しみ深い大学という言葉の場合、アメリカ英語で「college」と言うのに対し、カナダ英語は「university」です。
さらにはお手洗いを指す単語としては、アメリカ英語では「restroom」、イギリス英語では「public toilet」と呼ぶのに対し、カナダ英語では「washroom」と発音します。

「ou」

カナダ英語とアメリカ英語の最大の違いとして、「ou」の発音方法というのが挙げられます。
例えばアバウト(about)という単語に関しては、アメリカ英語が「アバウト」と、日本で使われる言葉と同じに対し、カナダ英語は「アブート」と発音します。
勿論住んでいる地域や訛りなどにも関係しますが、それだけ「ou」の部分の発音方法が違うといえるでしょう。

それ以外にも同じ「ou」を含む単語としては、「house」「out」などが挙げられます。
ホームステイ先で思わず二度聞きしてしまいそうになりますが、その地域で発せられる言葉と合わせ、時間を追うごとに耳へと馴染ませていくようにしましょう。